難治性骨疾患治療開発講座
ビタミンD抵抗性くる病や腫瘍性骨軟化症の治療薬である抗FGF23抗体は、研究室の先輩が腫瘍性骨軟化症症例からFGF23をリン調節因子として同定したことで開発されました。また骨粗鬆症の強力な治療薬である抗スクレロスチン抗体も、硬結性硬化症の原因遺伝子から骨形成調整因子:スクレロスチンが同定され、開発に繋がっています。当研究室のテーマは先人が達成したように、骨希少疾患の未解明の病態を明らかとし、新たな診断薬、治療薬の開発に発展させることです。
成人期の骨代謝疾患を専門とする教室が少ないなかで、我々は小児科からのトランジションを積極的に受け入れています。また低ホスファターゼ症や後天性骨軟化症は整形外科やリウマチ内科などで誤診され、QOLを著しく低下させています。当研究室ではこのような状況に対する疾患啓発活動にも力を入れています。
患者さんのご紹介や研究のご相談などどうぞ気兼ねなくお問い合わせください。
伊東 伸朗
お知らせ
- 2024年4月9日
当研究室の臨床研究にご参加頂いている患者さんへ
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- 2021年9月17日
ピロリン酸(PPi)測定開始しました
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- 2024年6月20日
Latent metabolic bone disease, skeletal dysplasia and other
conditions related to low bone formation among 38 patients
with subtrochanteric femoral fractures: a retrospective observational
study
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- 2024年4月17日