2021年2月5日
IDG-SW3という成熟骨細胞様に分化させることができる細胞モデルにおいて、副甲状腺ホルモンや骨形成抑制の中心的なレギュレーターであるスクレロスチンが、血中リン濃度の調整ホルモンであるFGF23の転写を増加させることを示した論文が、国際筋骨格学会の機関誌 Calcif Tissue Intにアクセプトされました。
FGF23の転写を正に調整するものはこれまでにリン、鉄欠乏、炎症性サイトカイン、LPS、赤血球造血刺激因子(ESA)、静注鉄製剤などが知られていましたが、副甲状腺ホルモンやスクレロスチンもここに加わりました。