Utility of Multimodality Approach Including SystemicFGF23 Venous Sampling in Localizing PhosphaturicMesenchymal Tumors

2022年12月16日

論文

研究室助教の加藤創生先生とポスドクの古家美菜絵先生の論文が米国内分泌学会のJournal of the Endocrine Society誌に掲載されました。

当院にて原因腫瘍検索を目的にFDG-PET/CT、ソマトスタチン受容体シンチグラム、全身静脈FGF23サンプリングを実施した30例の報告となります。

うち18例において原因となる骨腫瘍および軟部組織腫瘍(Phosphaturic Mesenchymal Tumor: PMT)が検出されました。原因腫瘍検索においては病態特異的と考えられるソマトスタチンシンチグラムは画像精細度の低さから腫瘍局在診断感度が非常に低いことが明らかとなり、また臨床経験豊富な診療チームで解析する場合においては 全身静脈FGF23サンプリング が感度、特異度ともに非常に高いことを示す結果となりました。さらに画像検査(FDG-PET/CT、ソマトスタチン受容体シンチグラム)では非常に多く非特異的集積(偽骨折や炎症)を認めるため注意が必要であり、またものまた局在診断の特異度を上げるためにはやはり 全身静脈FGF23サンプリング を実施する重要性が高いことも明らかとなりました。一部症例では京都大学附属病院でのソマトスタチン受容体PET/CT(DOTATOC)において最終的に原因腫瘍の局在が判明したことから、画像検査においては ソマトスタチン受容体PET/CT が明らかに本邦で保険診療で利用できる FDG-PET/CT、ソマトスタチン受容体シンチグラム より感度、特異度が高いことを示唆する結果でもありました。

腫瘍性骨軟化症症例における原因腫瘍局在診断率の完治率の上昇を目的とし、本検討の結果を受けての本邦での ソマトスタチン受容体PET/CT(DOTATOC)や 全身静脈FGF23サンプリング の保険診療収載を願っております。

本検討では長期に渡り院外の放射線部門、病理部門、整形外科/口腔外科部門などの多くの方々にご協力頂きました。この場をお借りして御礼を申し上げます。

特に本検討の全例において全身静脈FGF23サンプリング をご実施頂いた当院放射線科の桂正樹先生、およびソマトスタチン受容体PET/CT(DOTATOC)を快くご実施頂いた京都大学病院放射線科の中本裕士教授には深く感謝いたします。

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